2013年8月8日木曜日

RFIとRFPの違い

●RFI(Requset For Informattion)
入札や調達の事前準備として、ベンダーに保有製品や提供可能なサービスの概要、
あるいはその組合せや実績などの情報を提供してもらうための情報提供依頼書。
RFIへの回答は基本的にはできあいの製品カタログやパンフレット、事例集といったもので構成され、
回答はベンダーの自由度が高い。
価格も精緻な見積もりではなく標準価格や参考価格。
だからRFIの場合回答期限は1~2週間と短めになる。


●RFP(Requset For Proposal)
ベンダーにシステムの提案を作成してもらうための提案依頼書。
したがってRFPの場合は、提案の範囲や提案に骨子となる要件、
そしてなによりも提案者が必ず守らないといけない項目は明確に定義されている。
実は提案依頼書の場合、逆にベンダーから自由に提案して貰う部分は限定的にする必要がある。
(そうしないとベンダーの勝手な思いが入って回答内容がバラバラになる。
それらの提案書を集めて金額を含めた比較表を作成しても意味がない。
そのような場合は事前にRFIで選択肢や仕様、要件の絞り込みを行う)
基本はやって欲しい事が明確にRFPに書かれていて、そのやり方とコスト等が回答としての
提案書に記載されるという話になるはずだ。当然見積金額も精緻で正確なものが必要になる。

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RFPの場合、提案書の提出を要求するからには、提出された提案書の評価ポイントも予め決めておく
必要がある。必須項目の充足度が足きりになるのは当然として、提示価格と提案内容の質や加点項目の評価バランスをどうするかを決めておかないと出てきた提案を評価/選択出来なくなる。

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