2013年8月8日木曜日

断り方

1: 成功事例を引用する相手の要求をそのまま実行するよりも、別の方法やアプローチのほうがベターであることを、
実際に後者を採用して成功した事例を挙げて、説明しましょう。
相手が考えていなかった視点や情報を与えることで、よりよい選択ができるように促すことができます。



2: データで根拠を示す「No」という自分の主張を、裏付けるデータを示しましょう。
客観的な事実を示せば、相手も折れやすくなります。



3: 相手の主張どおりにやるとどうなるのか?をシミュレーションする時間も費用も有限。予め想定された予算内で、成果を最大化させることが重要です。
相手が「あれも、これも」と欲張りがちになっていたり、予算を大幅に超えるオーダーをしてきたら、
「オーダーをそのまま実行すると、どれくらいのコストがかかりそうなのか?」を具体的な数値で
シミュレーションして、相手と共有しましょう。相手の主張を「可視化」するのです。



4: 「誰のために何をするのか?」を明らかにする
最終的に目指している成果は「誰が何をするためのものなのか?」を改めて明らかにし、
両者の認識を擦り合わせましょう。たとえば、ソーシャルメディアサービスの構築プロジェクトであれば、どんなユーザに何をさせたいのか? どう使わせ、どのような利便性を提供したいのか?
を明確にした上で、やるべきか? やらないべきか? を判断するよう、導くのです。



5: すぐに「No」と言わない相手の主張にすぐ反応してしまうのはNG。自分の意図と異なることを言ってしまうおそれもあります。
私たちが思うほど、緊急性を要することはそうそうありません。
まずは冷静になって、その問題についてじっくり考えましょう。
こうすれば、自分の主張がクリアになってきますし、相手も聞く耳を持ちやすくなるでしょう。



6: 自分の主張を特定する自分は何に対して「No」と言っているのかを、はっきりさせるとベター。
「Yesか、Noか」という立場を明らかにするのではなく、自分は何を心配しているのか?
何を守ろうとしているのか? を相手にわからせるようにしましょう。



7: 最終手段を持っておく最終手段としての「腹案」を持っておきましょう。
事前に十分準備しておけば、自分のスタンスに自信を持って臨むことができます。



8: 相手に媚びないヤケになっても、何も得るものはありません。
確信と事実に基づき、自分の意思を主張しましょう。
相手に媚びると、むしろ自信なげで依存的と見られ、足元を見られることにも...。



9: 事実を示し、別の結論を促す相手が、自分と同じ情報や事実に基づいて判断しているとは限りません。
単に自分の意思を主張するのではなく、相手が判断する上で、ベースとなる必要情報を提供しましょう。



10: 主張はできるだけ簡潔にダラダラと長い主張は、じっくり考えつくされたものとは見えません。
ポイントをまとめて、できるだけ簡潔に述べましょう。



11: 代替案を示す「No」を主張するだけでなく、代替案を示しましょう。
アイデアを共有することで、相手との信頼関係や尊重し合う気持ちも生まれます。


12: あくまでも礼儀正しく荒らげた声のトーンや乱暴な言葉遣い、相手を傷つけるような言動はNG。
せっかくの意見も、相手から聞く耳をもってもらえません。
くれぐれも、冷静に、丁寧に、相手に敬意を払うこと。


13.Noという前にYesと言っておく
相手の言い分に「なるほど」と相槌を打ったり、同意できる部分を引用して「~については、私もそう思います」と述べるなど、相手との信頼関係を作っておく。信頼関係があれば、Noが受け入れられやすくなる。


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